ニキビが治った後に残る跡は、すべて同じではありません。
赤みや茶色いシミのように残るものもあれば、肌がへこんだり、反対に盛り上がったりするものもあります。
今回は、ニキビ跡を大きく4つのタイプに分けてご紹介します。
① 陥没(クレーター)タイプ
ニキビの強い炎症によって肌の組織が傷つき、表面がへこんだ状態です。
炎症が強くなりやすい方にできやすく、顔の中では特に頬に目立ちやすいタイプです。
一度深くへこんでしまうと、通常のスキンケアやエステだけで元に戻すことは難しくなります。
② 赤みタイプ
ニキビの炎症が治まった後も、赤みだけが肌に残っている状態です。
敏感肌や皮膚が薄い方は、赤みが目立ちやすい傾向があります。
少しずつ薄くなることが多いものの、落ち着くまでに数か月から数年かかることもあります。
紫外線を浴びると茶色い色素沈着へ変わりやすいため、顔だけでなく、背中やデコルテもUVケアが大切です。
③ シミ・色素沈着タイプ
ニキビの炎症によってメラニンが作られ、赤みが茶色いシミのように残った状態です。
紫外線や摩擦の影響で濃くなりやすいため、日焼け止めを塗るほか、ゴシゴシ洗いや衣類による摩擦にも注意が必要です。
背中ニキビの跡は、赤みから茶色い色素沈着へ変化することが多く、何年も残ってしまう方もいます。
④ 肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)タイプ
ニキビが治る過程でコラーゲンが過剰に作られ、跡が硬く盛り上がった状態です。
ケロイド体質の方にできやすく、皮膚に張力のかかりやすい顎・肩まわり・胸などによく見られます。赤みやかゆみ、痛みを伴うこともあります。
肥厚性瘢痕はエステで改善するものではありません。
ステロイドを含むテープ剤や、症状が強いときはステロイド注射などの医療的な治療が必要になるため、皮膚科や形成外科へご相談ください。
ニキビ跡を残さないためには、炎症を長引かせないこと
4タイプのうち、陥没したクレーターと盛り上がった肥厚性瘢痕は、改善が難しく、長い時間が必要になります。
ニキビをつぶしたり、同じ場所に何度も炎症を繰り返したりすると、深い跡が残りやすくなります。
ニキビができた段階で炎症を早めに抑え、毛穴詰まりを繰り返さないようにケアすることが大切です。
特に背中は、自分では見えにくく、顔よりも肌の生まれ変わりが遅い部位です。
赤みや茶色いニキビ跡が気になり始めたら、そのまま放置せず、早めにケアを始めてください。
※深くへこんだニキビ跡や盛り上がった跡、炎症の強いニキビは、皮膚科での診察が必要です。
