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肌のしくみ

「もっとキレイな肌になりたい」「肌の悩みを何とかしたい」

女性の肌に対する想いは特別なものですよね。

美しい肌への第一歩は、肌についての正しい知識を持つこと。

肌がどのようにできていて、どんな性質を持っているのか。

肌のしくみについてしっかり理解した上でケアすると、効果もグンとアップします。

ここでは、肌のしくみの基本についてまとめました。肌のしくみについての詳細や、肌の悩み別の原因・改善方法、化粧品成分については順次作成いたします。

皮膚は3層構造でつくられている

皮膚は人体最大の臓器です。成人の全身の皮膚を広げると、畳1畳分にもなり、重さは体重の約8パーセントを占めます。

皮膚は一枚の膜でできているように見えますが、実はそうではありません。

皮膚は表面から表皮・真皮・皮下組織の3層構造をしています。

その他、汗腺、皮脂腺、毛、爪などの皮膚付属器から成り立っています。

そして、皮膚は私たちの身体全体を覆い、生命活動を守るという重要な役割を果たしています。

また、それぞれの層は互いに助け合い、健康で美しい肌をつくっています。

表皮について

表皮の働きとは?

表皮の厚さはわずか0.2mm以下ですが、実に様々な働きをしています。

  • 皮膚の一番外側にあり、外部からの異物の侵入を防ぐ【保護の役割】
  • 皮膚内部の水分が逃げるのを防ぐ【保水の役割】
  • 表皮細胞の生まれ変わり(肌のターンオーバー)を行い、表皮を常に新鮮に保つ
  • メラノサイトでメラニン色素をつくって紫外線を吸収し、体内に悪い影響が及ぶのを防ぐ
  • 免疫に関わるランゲルハンス細胞が病原菌や有害物質の侵入を防ぐ

肌のターンオーバーとは?

表皮ではさらに4つの層に分かれています。上から角質層(角質)、顆粒層、有棘層、基底層と呼ばれます。

新しい表皮は、基底層にある1個の基底細胞が、一定の周期で2つに分裂することによって作られます。

分裂した一方は、次の新しい細胞を生み出すために、そのまま基底細胞として基底層に残ります。

そしてもう一方は、上の層の有棘層へ、さらにその上の顆粒層へ、最終的には角質細胞へと形を変えながら成長していきます。

順々に押し上げられていくイメージです。

基底層で生まれた表皮細胞は、2週間以上かけて一番上の角質まで押し上げられます。そのあと約2週間で垢(アカ)となって、最後には剥がれ落ちます。

このようにして、表皮の角質細胞は約1か月で入れ替わるのです。

この一連の流れを「表皮のターンオーバー」または「肌のターンオーバー」といいます。

疲れや睡眠不足、栄養不足、ストレス、紫外線を過度に浴びることなどによって、ターンオーバーは乱れてしまいます。

ターンオーバーの期間は早過ぎても遅すぎても、丈夫な表皮をつくることはできません。

なぜなら、ターンオーバーが急激に速まると、未熟な角質細胞になり、外界から受ける刺激を十分に防ぐことができなくなります。

また、水分を保持する機能も低下するため、極度の乾燥肌や肌荒れにつながります。

一方で遅すぎる場合は、不要な角質がどんどん溜まり、必要以上に角質が厚くなります。

そうすると、シミやくすみ、ニキビ、ごわつきなど様々な肌トラブルの初期原因となります。

そのため、健康的で美しい肌をつくるためには、お肌の生まれ変わりを正常に整えることが大切です。

肌の美しさを決める「角質層」

角質層は皮膚の一番上の層で、直接「肌」として見える部分です。

そのため、角質層の状態の善し悪しが、見た目の美しさを決めます。

角質層が整っていると、「キメが整ったきれいな肌」に見えます。

健康な肌の場合、角質層には水分を20~30%含んでいます。

角質細胞といわれるウロコ状の細胞がみっちりと並び、10数~20層(顔の場合)ほど積み重なってできています。

薄さはわずか0.02mmで、これはラップと同じくらいの薄さです

そんな薄さながら、外部からの化学物質や異物の侵入を防ぎ、体内の水分の蒸発も防ぐ「保湿膜」として重要な役割を果たしています。

では、角質層はどのように重要な役割を担っているのでしょうか?

角質細胞の中には、NMF(天然保湿因子)という、アミノ酸や尿素などからなる水溶性の物質があります。NMFは、スポンジのように水分を吸湿して保つ働きがあります。

さらに、角質細胞と角質細胞の隙間をセラミドを主成分とする「細胞間脂質」が埋めています。

細胞間脂質が接着剤のような役割を果たし、細胞同士をぴったり密着する構造のため、水や異物の侵入を防ぐことができます。

また、細胞間脂質は、油と水分の層が交互に何層にも重なった構造になっています。この構造をラメラ構造といいます。

水分をはさんで逃がさない働きがあり、肌の保湿の主役となります。

この特殊な構造になっているおかげで、水分が逃げたりNMFが流れ出るのを防ぐことができるのです。

このように角質層は肌の最前線で、水分保持やバリア機能において重要な役割を果たしています。

お肌の水分を保つ細胞間脂質やNMFは、ターンオーバーの過程で作られます。

そのため、うるおいのある美しい肌をつくるには、お肌の生まれ変わりがスムーズに行われることが大切です。

真皮について

真皮の働きとは?

真皮は表皮の数倍~数十倍の厚みがあり、皮膚の大部分を構成しています。

肌の土台のような部分で、肌のハリや弾力の決め手となります。

真皮は乳頭層、乳頭下層、網状層の3つに分かれていますが、表皮の4層のようにはっきりとした境はありません。

コラーゲンやエラスチンのような線維が多く存在し、これらが網目状のネットワークを作ることで、組織に弾性を与えています。

また、血管、神経、リンパ管、汗腺、皮脂腺、毛包などの組織も真皮内にあります。

肌の土台のような部分で、肌のハリや弾力の決め手となります。

【真皮の主な働き】

  • 肌のハリや弾力、柔らかさを保つ
  • 水分をたっぷり含んだ水を貯蔵し、肌のうるおいを保つ
  • 真皮内にある毛細血管により、栄養と酸素を肌のすみずみまで届ける

ハリと弾力をつくるコラーゲンとエラスチン

真皮はコラーゲン線維とエラスチン線維が網目状に張りめぐらされており、その間をヒアルロン酸などが満たしています。

そうすることで、肌にふっくらとした弾力を与えています。

コラーゲンは、水分を除いた真皮の約70%を占める主要成分で、極めて強靭な線維でできています。

エラスチンはゴムのような弾力のある繊維で、コラーゲンのところどころをつなぎとめるように支えています。

ヒアルロン酸はゼリー状なので、弾力性もあり、真皮の構造を安定して保ちます。

また、水分をたっぷり抱え込む性質があるため、真皮内をうるおいで満たしています。

コラーゲンやエラスチンを生み出す「線維芽細胞」とは?

線維芽細胞は、真皮内に点在し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの真皮を構成する成分を生み出しています。

働きが衰えたり、数が減少すると、真皮の構成成分がつくられなくなってしまいます。

この線維芽細胞が活発に働いていると、肌の内側から跳ね返すようなハリや弾力を感じることができます。

皮下組織

皮下組織の大部分は皮下脂肪が占めます。そのため、皮下脂肪(層)とも呼ばれます。真皮との境界線ははっきりしていません。

【皮下脂肪の働き】

  • 筋肉、内臓、骨などを守るクッションの役割
  • 体温を維持する保温の働き
  • 余分なカロリーを皮下脂肪として蓄える貯蔵作用

一般に皮下脂肪は女性の方が女性につきやすく、内臓まわりの脂肪は男性につきやすい傾向があります。

肌にはもともと美しくなる力が備わっている!

上記以外にも、複雑で奇跡的なメカニズムが働いて、私たちの肌は日々新しく作られています。

それは、わたしたちにはもともと美しい肌を作り出す力があるということです。

肌の3層は連携プレイで健康な肌を保っていて、その働きはどれも欠かすことができません。

お肌に不調があるときは、どこの層がうまく機能していないのか考えてみることが大切です。

3層がそれぞれ十分な役割を果たせるよう、内側と外側の両面からのケアをしていきましょう。

サロン住所

札幌市豊平区福住1条2丁目14-7
Grazie福住102

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